DNSがよくわかる教科書 を読んだ
動機
最近の中長期目標が「webエンジニアとしての基礎を作る」なので今まで避けてきたアプリケーション以外の技術に触れてみる一環で読んだ。直前に読んだ本がマスタリングTCP/IPだったのでネットワークつながりで続けて読むことにしたのだけれど結果的に良い判断だったと思う。
感想
実務でもDNSのレコードを直接操作したり、名前解決のプロセスを辿ってトラブルシュートしたりすることはなかなか機会に恵まれなくてどうにも苦手意識があったのだけれど、少なくとも概観を掴めたのでDNS何もわからん!という状態ではなくなった。
基礎編ではDNSの構成要素や名前解決の仕組み、委任などの説明を交えながら具体的な動作の説明に入っていく。教科書と銘打ってる通りゼロベースで説明してくれてるので自分のように理解があやふやな人にも優しくて助かった。
8章のdig他DNS周辺のCLIコマンドを実際に叩きながらフルリゾルバとして名前解決をしてみるセクションがすごく理解を助けてくれた。digコマンド自体は知ってるけどあんまり叩く機会がないので...(一方で実際に手を動かすパートはここぐらいしか無いので理解を深めるためには別の書籍をあたったほうが良さそう)
読んでてピンとこなかったことは検索しながら読み進めたのだけれど大体jprs.jpやnic.ad.jpのサイトに詳しい解説が載っている。
DNS周辺、いざって時に触れたり分かってたりすると役に立つタイプのものだと思うので、これを読んで苦手意識を消すレベルまで引き上げられて良かった。